過去の苦い記憶を思い出して、心がずっしりと重くなる事があります。
思い出している間は、嫌な気分になり、悲しくなったり、辛くなったりする事があります。
もし、そんな過去の記憶を思い出したときに、それらが何の苦でもなくなる方法があるとしたらどうでしょう?
私は一つの智慧をお伝えします。
過去の苦い記憶は、あなたを試すときにやってきます。
あなたを試しているのです。
私達は、私自信のドラマを演じている主人公です。
このドラマの次のシーンに行くためには、回想シーンが必要です。 回想シーンは出来るだけ、不幸な物語の方が次のシーン行くためのドラマテックな展開が望めます。
つまり監督は、過去の苦い記憶を思い出すシーンをそこに注入することによって、より面白いドラマにしようとしています。
そして主人公のあなたは、過去の苦い思い出を思い出し、苦悩します。
そして過去の回想シーンがはじまります。 あなたはどんどん落ち込みます。
そう過去のシーンなのに、今現在進行形のようにリアルな感情があなたによみがえります。
過去の出来事でしかない事が、まさに今起きているような感情に襲われます。
と大体こんなところでしょう。
過去の苦い記憶を思い出している間、あなたはそれが過去の事なのにリアルに感じます。
但し、それは過去ではリアルでしたが、現在の自分からすると仮想の世界でしかなくリアルではないのです。 このことを十分に理解しておく事が必要です。
そしてココからが、過去の苦い記憶を解き放つ方法です。
あなたは、あなたのドラマの総監督です。
監督の上のポジションにいます。
いまのあなたは、全てのシーンを見渡す事が出来ます。 そしていらないシーンをカットする権限を持っています。
あなたのドラマの中に、監督がいれた『過去の苦い記憶』を思い出すシーンを、総監督のあなたは『不必要』と判断しカットする事が出来るのです。
総監督はあなたです。
つまり主役のあなたが『過去の苦い記憶』を思い出したとしても、その時に総監督のあなたは『はっは~ん。 この過去の記憶は不必要だな。 こんな古いものは使えないからいらない』と考え、大きなハンマーでその苦い記憶をどんどん打ち壊す事が出来ます。
そうどんどん壊していきましょう。
また、不必要だと心のゴミ箱にぽぃっと捨ててしまってもいいでしょう。
過去の苦い記憶は、総監督になったあなたの目の前では何の意味も無いのです。 そしてあなたは主人公のあなたにたいして、そのシーンはいらないよと指示を出すことが出来るのです。
いらないシーンを演じる必要はありません。 そうあなたが判断するだけで良いのです。
総監督のあなたは、ドラマを演じている主人公のあなたに対して、必要な物と不必要な物を判断してあげる事ができます。
過去の苦い記憶は今のあなたにとっては、全く必要がないものでしょう。
だったら省いてしまっていも良いですよ。
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