大人の役割

ニュースでショッキングなタイトルのニュースがあった。

 

2歳長男に運ばせおむつ盗む』

 

個人的に非常にショッキングなニュースだった。

 

子供は無垢な存在である。

子供は親の言うことを素直に聞く。 そして行動する。 親はそんな無垢な存在に対し、最大限の良心をもって接し導かなければいけない。 それが親の使命である。

 

このニュースは、親が親で無くなっていることを如実に表している。

ただ自分たちの私利私欲の為に、子供を利用しそして何も知らない子供に罪を犯させる、卑劣な行為である。

これは断じて許しがたき事である。

子供は親を信頼している、そんな子供を利用してはいけない。

子供は親を信じている。そんな子供を裏切ってはいけない。

それは最低限の親の責任である。

 

『私だって大人じゃないのよ!』

 

と、言う親がいる。 だからこそいま親の道を進み精進している。 だれしもがそうだ。 必死に生き、必死にもがき、自分を磨いていく。

それが生きると言う事だ。

 

大人とは、無形の物である。 見た目が『大人』に見えても、それは大人ではなく、ただ細胞が長く過ごしてきたに過ぎない。

本当の大人とは、智慧をもち、良心を持ち、愛をもつ存在である。

誰しもが無意識にそこに向かう道を進んでいる。

だが途中で脱落するものもいる。 そして他人の役に立っている者もいる。 『人の振り観て我が振りなおせ』 よく日本人は言ったものだ。

素晴らしい価値観だ。

今回のニュースを観て、多くの人がそれぞれに考え思ったことだろう。

ある意味、その機会を当事者は作ってくれた。 但し、あまり良いものではなかったが・・・。

 

もしオムツを買うお金が無くて犯行に及んだとしたならば、その前に周りに助けを求めればよかった。

正直に

『オムツを買うお金がありません。 少しで良いので分けていただけませんか?』

 

と隣人や地域の人に言えば、誰かがきっと考えてくれたはずだ。 みな大人への道を進んでいる同志だ。 誰かが困っていれば、必ず手を差し伸べる人がいる。

 

そうすれば、2歳の子供に犯罪を起こさせる必要は無かった。 悔やまれる事だ。

ただ、今回の件は親に元々『悪意があった』事が、どうもちらついてしまう。 浅はかな考えの元の行為だろう。 その親を教育しなければいけなかったのは、またその親の責任だ。

 

教育とは勉強ではなく、人として生きる道を示すこと。 それを親や大人は決して忘れてはいけない。

 

 

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