群馬からの仕事の帰り。
高速道路を走っていたら。
突然、ハンドルを握っている手・腕の感覚がなくなり始め、アクセルを踏んでいる足の感覚、身体の感覚がなくなり始めました。
『ん、なんだ?』
『おかしい』
私は、物凄い違和感を感じながら帰路をいそぎました。
でもその違和感はどんどん進行し、やがて頭の意識以外の全ての感覚が無くなりました。
『このまま走ったら事故る。 やばい!』
そしていそいでハザードに手を伸ばし、高速道路の路肩に停止しまいた。 その時点では、私の意識以外の感覚が無くなっていました。
『一体どうしたんだ』
ハンドルを握っている感覚がないという違和感、そして恐怖。 私は自分を落ち着かせる為に深呼吸をしました。
路肩にしばらく車を止めていたら、少しだけ身体の感覚が戻ってきました。 いけるか? しばらく手足の感覚を確認するように動かしました。
『なんとかなるか』
救急車を呼ぶことも考えましたが、恐るおそる車をスタートしました。
まだ完全な状態ではなく、感覚が鈍い。 頭は起きているけど、身体は熟睡しているような感覚。 アクセルを踏んでいる感覚も鈍いのでスピードメーターをチェックしながら低速車線を走行。
やっと料金所が見えてきた。 細心の注意をはらい減速。 なんとか自分の意思通りに身体は動いているようだった。 但し、やはり違和感はそのままだった。
高速を降り、交番の前に差し掛かったとき。
『交番の人に話したほうがよいかな』と思ったが、『なんていったらいいのだろう』と・・・。
そのまま会社を目指しました。
何とか無事に会社まで戻れて良かった。 時間は21時すぎ。
『過労かな』
『12月から続いている頭痛か、それとも最近発生した背中の痛みか』
色々頭の中を駆け巡る。
そして仕事を片付け、家路につく。 通勤は片道6キロの道のりを自転車。 ペダルを踏む感じはOK。
『なんとか感覚が戻ってきたな』
そしていつもの帰り道の神社の前で、自転車のチェーンが外れる。 いつも通り、鳥居はくぐらずに道端から『有難う御座います』とだけ。
『ここでチェーンが外れる言うことは、身体のメンテナンスをしなさいと言うことか』
そして無事に家に帰れました。
身体の感覚が無くなる。 まるで幽体離脱のような体験。 でも高速を走行中に起きたのは正直恐怖でした。 自分の頭以外の身体が無い感覚。
今度、時間が出来たら病院に行こうと思います。
神様も『メンテナンスをしなさい』と言っているようです。
でも突然の出来事でしたが、守られている事を再認識するいいきっかけでした。 自分でも感覚がないのによく、高速道路で安全に路肩に車を停止できたと思います。 正直、本当に怖かった。