怪しい二人組

先日、怪しい二人組に遭遇しました。

 

事の発端は、私のカメラの一部のビスがとれ壊れてしまった事です。 私はカメラを直すために新宿のメーカーのサービスセンターを訪れました。

 

『どうなさいました?』

 

『この部分のビスがとれ、これがポロッと落ちてくるんです』

 

『それはお困りですね、少々お待ちください』

 

しばらく待つ。

 

『まことに申し訳ありません。 いまその部品をきらしておりまして・・・。』

 

『えっ、無いんですか? じゃ入荷したら送ってもらう事はかのうですか?_』

 

『送ることは出来ないんです』

 

『・・・。そうですか・・・。 じゃ、この近くにほかのサービスセンターはありますか?』

 

『銀座にございます』

 

『じゃ、行ってみます』

 

と言うやり取りがあり、慌てて銀座に向かうことになりました。 新宿のサービスセンターも駅を降りてからなかなかの距離があり、そこから新宿駅までいき、中央線、丸の内線と乗り換えて銀座に行くことにしました。

 

距離があり急いでいたので、少し汗が出始めて、そして久々の新宿駅。 いつ来てもわけわからん。 そんななかキョロキョロしながら中央線を探していました。

 

そんなキョロキョロしている時、二人の男性と目があいました。

新宿と言うこともあり

 

『なんだかホモな感じの人だなぁ。』と率直な感想。 でもすぐに目線を外し私は目的の『中央線』へレッツゴー!!

 

と思ったら、何故かその二人組がこっちに向かってくるではありませんか!

 

『わぁ、ホモのお兄さんがこっちに向かってきた、こわぁいー』

 

と思い足早にその場から立ち去ろうと目的の中央線に向かうと。

その時!!

 

『すいません。 私はこういうものですが。 ちょっとよろしいですか?』

 

と何やら手に持ったものを見せながら話しかけてきました。

それは『警察手帳』だったのです。 そうです声を掛けてきたのはホモのお兄さんではなく『鉄道警察』の私服警官だったのです。

 

『はい。 なにか御用ですか?』

 

『最近、振込詐欺や危険な事件が多発しておりますので、ご協力いただけないでしょうか?』

 

『ん?』

どうやらこのホモのお兄さんたちは、私を何かしらの凶悪犯だと『警察の感』で思ったらしい。

 

『そのバックのなかに何か入っていませんか?』

 

『あぁ、このバックにはカメラが入っていますよ。』

と言いカメラを出しました。 おぉ、まずいこれでは盗撮犯か!! でもそのカメラにはボディキャップがしてありレンズがついていないのです。 サービスセンターに持っていく時の基本!『レンズもメモリーも全部外して持っていく』だからです。

 

『これはどうなさったんですか?』

 

『カメラが壊れまして、ちょうどこの部分。 さっき新宿のサービスセンターに行ったんですけど部品がないと言うので、いまから銀座のサービスセンターに行くところです』

 

『そうですか。 ちなみに財布のなかには何か変なものがはいっていませんか?』

今度は薬物検査か!!

 

『財布ですか、これでですけどどうぞご自由に見てください』

 

ゴソゴソと中身を物色。 私はこのホモのお兄さんたちが財布を持ち逃げしない様にいつでもいける状態♪

 

『ご協力ありがとうございました』

 

とホモのお兄さんたちは言って、さよならしました。

 

それから銀座のサービスセンターに行って無事カメラが直りました。 しかも無料で♪ 新宿の時はお金かかりますって言われたのに、銀座はタダ♪ 災い転じて福となるって事ですね。

 

しかもカメラのお掃除もしてくれた♪ ラッキー♪

 

久々に銀座もこれたし、まぁ結果オーライですか。

私、何を隠そう、以前お隣の東京駅の近くで働いていたのです。

 

全然、オシャレとかとは疎遠な私。あー懐かしい。 働いている時は銀座や東京駅周辺で食べるお昼御飯が高かったなぁ~。と思うのでした。

 

でもあの怪しい二人組は本当に『鉄道警察』だったのだろうか本当はタダの『ホモのお兄さん達』だったのではないかと疑う私でした。

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