世界を広くみる

最近、世界を狭く見ている人が増えているように感じます。

自分の今の環境だけをみて、絶望したり、落ち込んだり。
自殺を考えたり、親族を手にかけたり。
様々な出来事が起きているに感じます。
折角、地震の時に『絆』といって助け合いが大事だ。
物質社会ではなく、血の通った社会が大事だと、気付いたはずなのにまた忘れ始めている。
そして物質社会に立ち戻り、窮屈に感じ、押しつぶされそうになる。
必死に声にならない声で助けを求めている。
ただ、一つだけ気付いて欲しい事がある。
それは
『生きているだけで幸せなんだ』
と言うことである。
人は、その状況にいると全く周りが見えなくなる。
そういう私もそういう世界を経験した事がある。 生きるのが嫌だった。 この世から立ち去りたいと思った。 
とても世界が窮屈だった。
でもそれは、そのときに自分が感じている世界がそうだっただけで、世界はその範囲だけではなくもっと広かった。
どうか周りに世界が狭く生き難いと思っている人を見つけたら、そっと手を差し伸べて欲しい。
それが優しさだと思う。
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雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫な体を持ち

欲はなく 決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かりそして忘れず

野原の松の林の陰の小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば行って看病してやり

西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められませず

苦にも去れず

そういうものに

わたしはなりたい

(宮沢賢治)

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最近、ブログの調子が悪く、なんとか改善方法を思案中です。
コメントを書いていただいている方に大変なご迷惑をお掛けしまして申し訳御座いません。
記事を書いてもなかなかアップロードが出来なかったり、そろそろ何かをしなければ・・・。
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