効率化の波

今の世の中には効率化主義のようなものが蔓延っています。

 

最近話題のTPPもその一つです。

 

ある人は言います。

 

『競争化社会の影響により農業も効率化を優先し強い体型を作らなければいけない』と。

 

 

私はこの意見には反対です。

 

私たちの生活を振り返ってみて『効率化の後ろで失った物』が有ることに気づかなければいけないと思います。

 

『何かを得れば何かを失う』

 

これは万物の法則です。

 

携帯電話の普及とともに日本国では自殺者数が比例して増加しました。

単なる社会構造の変革が理由とだけとは言えず、携帯電の普及による『なにもない時間』『自分だけの時間』が失われた結果だと思います。

 

常に世の中とつながっているという拘束感が、私たちからゆとりの時間を奪ったことがその一因になったとも言えます。

 

便利さをもとめれば、かならずその過程で失うものがあります。

 

効率化だけを求めれば、企業は人員を削減しミニマムの人員で経営を行おうとします。

 

そうすると事にことによって、一人ひとりの負担が倍増し、人々は永続的に続く負の連鎖によって疲弊して行ってしまいます。

 

また効率化による人員削減により、今まではお給料をもらえて消費していた人の人数が減っていきます。

 

この結果消費者の数を減らす原因になり、消費が落ち込み景気が低迷してしまいます。

効率化を求めた結果、数字上の利益は上がったとしても、全体の消費者数が減ってしまうので、全体的な日本の景気は低迷してしまいます。

 

 

これはTPPに当てはめると、農村部の方々はほそぼそと農業をやり生活を営んでいらっしゃいますが、その生活基盤を効率化の名目の元にうばってしまえば、農業を継続することができなくなります。

 

その結果、地場産業の農業が低迷し、集落崩壊などに繋がってしまう結果が生まれます。

 

いままで集落があったところでので生活が立ち行かなくなり、若い人達はさらに集落を離れて超高齢化集落ができてしまいます。

 

私は、田中角栄首相に一目を置いています。

 

氏は、『このまま日本が道をすすめば、かならず核家族化がすすんでします』と言い、それを防止する対策とし日本列島改造論を打ち出し、地方に公共事業を促進し地方に仕事を与え、若い人が働ける環境を整備し、家族が一緒に生活できるようにと願い政治を行なっていました。

 

ただ足の引っ張り合いに巻き込まれ失脚してしまいましたが・・・。

 

そしてその願いも悲しく現在に日本では核家族化が進んでしまいました。

 

 

効率化を求めるだけでは生活は良くなりません。

 

効率化を推し進めてきた今のアメリカを見れば一目瞭然だと思います。

持つものと持たざる者の二極化社会が出来上がってしまいました。

 

日本もその道を進むのか、はてまて日本が日本で有る所以に立ち戻り『日出ずる国』の精神を取りもすかは今の政治家及びいま生きている私たちの責任でもあります。

 

効率化を求めるだけでは失うものがあります。

 

万物の法則に『バランスの法則』があります。 何かを求めれば何かを失うこのバランスをしっかりと見つめ、政を行うようにしてほしいものです。

 

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