物事は『良いのか、悪いのか解らない』
生活していると色々な出来事が起こりますが、実際はその出来事が良いのか悪いのかは解りません。
ただ本質的には自分が『良いこと』『悪い事』として判断しているだけなのです。
その判断も実際は『良いのか悪いのか解らない』のです。
『とある村にとある村人がいました。
村人が飼っている馬が逃げ出ししまい困っているところに、御坊様が通りかかり村人が馬が逃げてしまって困っていることを話しました。
御坊様は『それは良いのか悪いのか解らない』と答えました。
数日後に逃げた馬は、なんと雌馬をつれて帰ってきました。
御坊様に村人は『逃げた馬が雌馬を連れて帰ってきた』と話しました。
御坊様は『それは良いのか悪いのか解らない』と答えました。
帰ってきた馬に、村人の息子が乗っているとなんとうまから落馬し、足の骨を折ってしまいました。
御坊様が通りかかり村人は『息子が馬から落馬して足の骨を折ってしまった』と話しました。
御坊様は『それは良いのか悪いのかは解らない』と答えました。
その数日後に、戦が起こり村じゅうの若者が徴兵されました。
村人の息子は足の骨を折っていたので戦に行かずにすみました。
御坊様が通りかかり村人は『息子は足の骨を折っていたので戦に行かなくて住みました』と話しました。
御坊様は『それは良いのか悪いのか解らない』と答えました。
すべての出来事は、良いか悪いかは自分で判断しているだけで、それは本当に良いのか悪いのかは、後々にならないと解らない事なのです。