人間生きていればぬかるみにはまる時もあります。
足がすっぽりはまって身動き一つ取れない状態になってしまう時もあります。 足を動かそうとすると体のバランスを崩して倒れそうになってしまいます。
どうやっても脱出不可能と思える状況です。
でもちょっと思い出してください、永遠に田んぼのぬかるみにはまって出られない人を見たことありますか?
もしそのぬかるみにはまって出られない人がいたとするならば、いまも日本の田んぼには大勢の人がぬかるみにはまって出れないでいるはずです。
でも誰一人として田んぼのぬかるみで身動きが取れないまま立っている人はいません。
みんなぬかるみにはまっても、『どうにかしてこの状況から脱出しなくては!』と思い、バランスを崩しながら、時には泥まみれになりながらそのぬかるみから脱出しています。
精神的なぬかるみにもしはまっている人がいるならば、バランスを崩して倒れるのを怖がらないで、むしろたおれて泥だらけになっても1歩を踏み出してください。
はいつくばってもいいのです。 心が折れてもいいのです。 服が汚れてもよいのです。
ぬかるみから脱出する方法は一つ、一歩を踏み出すことです。
『どっちにいったら良いのか解らない』 『どうやって出たらいいのか解らない』
その気持も解ります。 ただあまり細かいことに囚われずに、なんでもいいのです一歩を踏み出しましょう。
その一歩がぬかるみから脱出する一歩に繋がるのです。 1歩目はバランスを崩して倒れて泥だらけになるかもしれません。
でもそこで諦めずに、一歩を踏み出したのですから、次は逆の足をもう1歩前に踏み出しましょう。
『右、左、右、左』
右を出したら、左を前に、左をだしたら右を前に交互に歩んで行きましょう。
そうすれば気付けば、ぬかるみから脱出した足跡だけが後ろに残るでしょう。 それが私達の歩みなのです。
生きていれば何度もぬかるみにはまります。 それは当たり前の事です。 だって私達はそれを経験する為に産まれてきたのですから、そしてそれを乗り越える為に生きています。
『右、左、右、左』
1歩1歩歩んで行きましょう。