影響力

私たちは人に与える影響力を持っています。

 

一番身近に影響力を発揮している場所は、家庭だと思います。

家庭とは、とても身近な人間の集合体の為、一人の行動がもろに家庭全体に影響を与えてしまいます。

 

例えば、酒乱のお父さんがいた場合には、そのお父さんがお酒をのみ暴れることによって家庭に影響を与えます。

 

この影響力はとても大きく、家族の皆の人生にも影響を与える可能性があります。 

 

他には、引きこもり、反抗期なども家庭に深刻な影響を与える力を持っている可能性があります。

 

言ってしまえば家族とは、一人一人の個人の集合体です。 自分の行動が他の個人に影響を与えると言う事を、いま私たちは認識する必要があると思います。

 

親も実は、れっきとした個人であり固有の人生があるのです。 その人生の歯車を狂わす権利は誰にもありません。 また子供も確固とした一人の個人です。 その個人の人生の歯車を親が狂わす権利もありません。

 

大事なのはお互いの事を『人間』として尊重する必要があるということを忘れてはいけません。 

 

尊重する為に必要な物は一つしかありません。 それは『愛』です。 子供を愛する心、親を愛する心がとっても大事なのです。 

 

愛については、時折触れさせていただいたおりますが、愛とは自分の内側にあるものです。 愛は求める物ではなく、与える物なのです。 但し、与えるというと勘違いする人がいますが、決して物ではありませんので間違えないでください。

 

物でしか判断出来ない場合、それは間違いなく愛ではありません。 物を与える事は物質的な事で、それは愛ではありません。 ただし、物質を挙げる場合でも、そこに自分の中の無償の愛がありそれが動機となっている場合は良いでしょう。

 

ただ、相手を物質的に満足させるために用意した物は、それは愛ではなくただの物質でしかありません。

 

最近、この豊かな日本では子供に愛ではなく物質を与える事が横行しています。 子供は、おもちゃを貰えればそれは喜ぶでしょう。 ただそれは一時的な喜びでしかありません。 一時的な喜びが消化されてしまうと、また他のおもちゃを欲しがるでしょう。 

 

そしておもちゃを買ってもらう事が、親とのコミュニケーションだと子供がはき違えてしまい、物質が親から自分を見た場合のバロメーターになってしまううのです。 

 

おもちゃを買ってもらえないと、自分は愛されていないと思ってしまうようになるのです。 こうして育った子供はやがて親になり、子供を持ったときに、物を与えることが愛だと思い一生懸命物を買い与えます。

 

ただそこには、本質の愛が無いために、子供の心にはどこか満たされない『穴』がぽっかりと開いてしまうのです。 いまそんな状態になってしまい、多くの子供たちの心に問題が発生している国があります。

 

他の国では、子供の下校の際に先生が『I LOVE YOU』と言って子供たちを見送る国があるそうです。 そこには物は一つも存在しないのに、子供たちは愛を感じることが出来る空間があります。

 

話は大きくそれましたが、私たち一人一人が実は他の人に与える影響力を持っているのです。 行動をするとき、人に接するときには是非、愛を大事にしてみてください。

 

その愛はきっと広がり素晴らしい輪が広がってゆきます。

 

愛を大切に(^^)

 

 

 

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